言葉遣いのことを書きます。
言葉遣いは、長い年月、教室で子どもたちと話す機会が多くあることもあり、わかりやすく、丁寧な言葉を探してきました。子どもたちはいつも大人の話す言葉を聞いて学んでいて、まねて使うようにもなるので、なるべく丁寧に伝えらるようにしてきました。
丁寧すぎると、例えば、本音を言っていないように見えるなど、他の見え方もあるかもしれませんが、子どもたちとだけでなく、大人の方にも、私の心にある伝えたいことを、良い言葉や丁寧な表現を探すという気持ちを持てるようにと思っています。もちろん、ずっと丁寧な言葉のみを使っているというのでもありません。自分らしいと思える言葉でも表現しています。言葉の表現の方法においても、大人になった今でも、学ぶために、人の話す場面や、世の中を通してじっくりと眺めている部分も多いです。言葉の多くは、人へ伝えるために使っているものですが、実は、人へと伝える言葉であっても、自分自身の内面にダイレクトに入ってきます。そうすると、出てくる言葉は、出した人自身へ、言葉を出すまでと出す時の二回も、内面を通っていることになります。そのことに気づいていくと、人へだけでなく、自分にも言葉が伝わっていることがわかってきます。他にも、言葉のそれぞれの選び方を、どうすればより良くなってゆくかを考えることは、ネットなどの環境が増えたことで、今の時代の私たちが、どんなことで悩み、懸命に模索しているか、未来にも伝わるような気がすると思っています。私の場合は、言葉遣いは、仕事や生きてきた環境、住んでいる地域があって、自分の中で形成されてきたもので、その人らしい形成された使い方があるということも心に置きながら、自分の心でよく見つめることで、より良い使い方を探し続けています。時には、人類という大きな感覚で未来のことを想像などもすれば、未来の人から過去を見た時に、この時代での、言葉の遣い方の良さを見つけてゆけることや、活かされることが、未来へも繋がってゆく、そんなふうにも思います。
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